映画『プラダを着た悪魔』を観て英語学習

メリル・ストリープとアン・ハサウェイ共演のサクセスストーリー。ジャーナリストを目指すアンディは、一流ファッション誌のカリスマ編集長のアシスタントに抜擢されるが、そこは数々の犠牲者を出してきた恐怖のポストだった。

出典:Amazon

映画『プラダを着た悪魔』概要・英語表現 セリフ 解説

作品概要

思いがけず幸運に恵まれ、多くの女性の憧れのファッション雑誌『ランウェイ』 編集部へ就職した主人公アンドレア。彼女が悪魔のようなカリスマ辛辣上司ミランダの下で奮闘する様子を描いたコメディ映画です。ファッションに興味のない主人公を演じるアン・ハサウェイが野暮ったい衣装からお洒落に洗練されていく過程も楽しめます。この作品、衣装代だけで1億円以上だそうです。
冒頭のモーニングルーティーンから始まり女性のステイタス・価値観の違いを細部に渡って描いています。主人公が成長するにつれて、そこで得られるもの失うものへの葛藤。その先にある、ひとつの結果を体現したミランダの存在。翻って見ると映画のタイトル「プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)」とは何を指しているのかも意味深です。
ビジネスや日常会話に使えるフレーズや英単語もたくさんあるので勉強になると思います。
興味を持たれた方は是非観てみてください!

基本情報

アメリカ映画 2006年公開 (110分)

原題:The Devil Wears Prada

舞台:アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市、フランス パリ

出演:
メリル・ストリープ (ミランダ・プリーストリー)
アン・ハサウェイ (アンドレア・サックス)
エミリー・ブラント (エミリー)
スタンリー・トゥッチ (ナイジェル)
サイモン・ベイカー (クリスチャン・トンプソン)
ほか

オープニングテーマ:Suddenly I See

『Suddenly I See』は、本ブログの英語学習の記事でも扱っているので興味のある方はご覧ください。

語彙の傾向

英語表現等

採用面接

00:08:05 ~ 0:10:00

一流 ファッション雑誌『ランウェイ』の悪魔的な編集長ミランダのアシスタントになるための面接を受けるシーンです。

初対面のアンドレアとミランダ。形式ばったものではないですが、簡単な英語での自己紹介、志望動機のフレーズがあります。以下のような表現は抑えておきましょう。

Andrea : my name is Andy Sachs. I recently graduated from Northwestern University.

⇒ アンドレア『名前はアンディ・サックスです。この前ノースウエスタン大学を卒業しました』

graduate from: … を卒業する

Andrea : I could do a good job as your assistant.

⇒ アンドレア『 あなたのアシスタントとしていい仕事ができると思います。』

Miranda : That’s all.

⇒ ミランダ『以上よ

詳しくは以下の記事を参照ください。

友人関係 (面接後)

00:10:13 ~ 0:11:17

ファッション雑誌『ランウェイ』の採用面接を受けたあとの、レストランでの友人同士での会話シーンです。

ファッションセンスのないアンドレアが『ランウェイ』の職を得た(got a job)ことに盛り上がる友人たちとミランダの気まぐれな性格( unpredictable)や大物( huge deal )だという噂。女の子の憧れの職( a million girls would just kill for that job.)、といった話などがされて、最後に乾杯( toast )で会話が締めくくられます。

詳しくは以下の記事を参照ください。

恋愛 (面接後)

00:11:18 ~ 0:11:47

『ランウェイ』に採用決定し、友人たちとレストラン会食後に、恋人ネイトと家路につく際の、会話シーンです。

『ランウェイ』のアシスタント採用というサプライズの報告を受けて友人たちとの食事で盛り上がった後に、家路につく恋人同士の二人。アンドレアは職場の女の子の服装がオシャレすぎてきていく服がない(I don’t have a thing to wear to work.)と不安になりますが、彼氏のネイトは君はいつでも綺麗だよ!( I happen to think you look great always.)と慰めてくれます。

短いシーンですが、happen to think … といった婉曲した表現は覚えておくと便利です。

詳しくは以下の記事を参照ください。

電話対応

00:13:09 ~ 0:13:41

アンドレアが、先輩アシスタントのエミリーから『ランウェイ』での電話対応を教わるシーンです。

先輩アシスタントのエミリーから『ランウェイ』での電話対応のイロハのレクチャーを受けます。

以下のほか、電話に関して頻繁に使われる言葉遣いが登場します。

answer the phone:電話に出る、電話の応対をする

voice mail:ボイスメール (留守番電話機能)

詳しくは以下の記事を参照ください。

実際にエミリーとアンドレアがオフィスへの電話対応する場面ではよく使う定型表現がセリフで登場します。

00:13:44 ~ 0:13:56 / 00:15:01 ~ 0:15:27

詳細はこちら。

次はアンドレアが、ミランダから電話を写真家 デマルシェリエ ( Demarchelier ) につないでほしいと頼まれるシーン。have が多用されるのが印象的なシーンです。

00:16:30 ~ 0:17:23

詳細はこちら。

パリ 祝賀会後の車中にて

1:35:36 ~ 1:38:20

ミランダが編集長の座を守るために直近の部下を裏切ったあとに、主人公と車中で会話するシーンです。

Miranda : I’ve known what was happening for quite some time.

⇒ 『かなり前から何が起きているか知っていたわ』

車中で主人公アンドレアに対して、ミランダが今回の人事の逆転劇のあらましを淡々と話します。

とても静かに話すのが逆に怖いです…。

for quite some time:結構前から、かなり長い間

※ quite some time は、long time より短い期間です。 long time ほどではないが、ある程度の長い期間を指して使われます。

また、継続をあらわす完了形で使用されて
「かなり長い間 … を知っていた」⇒「かなり前から … を知っていた」となります。

Miranda : She jumped at it.

⇒ 『彼女はそれ(そのチャンス)に飛びついたわ』

ミランダ失脚後の後釜と目されていたジャクリーヌが、まんまとミランダが編集長の代わりに用意したポジションに飛びついたことを表現したセリフです。

jump at: (チャンスなど) に飛びつく

日本語の訳をみれば、jump at のニュアンスは なるほど、と合点がゆくと思いますが、慣れていないと咄嗟に音が意味として頭に入ってこないものです。こういった熟語の意味もしっかりと身に付けておきたいですね。

Miranda : The list of designers, photographers, editors, models, all of whom were found by me, nurtured by me and have promised me they will follow me whenever and if ever I choose to leave Runway.

⇒ 『デザイナー、カメラマン、編集者、モデルたちのリストよ。彼らはみんな私が見つけて育てたの。そして私が”Runway”を去ること選ぶようなことがあれば、彼らはいつでも私についてきてくれると約束しているの』

用意周到です。このリストの見せ方も、ひらりとテーブルにリストを書いた紙を落として見せる堂に入りっぷり。編集長としての仕事だけでなく組織内の深慮遠謀にも長けているのでしょうね。

nurture:育てる

  • if ever : 仮にあるにしても、たとえあるとしても

※似たような表現として、if any がありますが

if ever : 頻度 ever は動詞に掛る

if any :   any は名詞に掛る

という違いがあります。このセリフの場合は、ever は choose に掛ります。

Miranda : I see a great deal of myself in you.

⇒ 『あなたは私によく似ているわ』

アンドレアの思いもよらないこんな言葉を、ミランダは投げかけます。これを聞いたアンドレアは驚いてしまいます。

アタシが貴女に似てるとか、あり得ない! と思ったでしょうね。実際 反論しますが…。

see oneself in: … を似た者同士だと思う

Miranda : You can see beyond what people want and what they need,

⇒ 『あなたは人の望むこと、人が必要とすることの先を知ることができるわ』

see beyond: … の先を知る

Andrea : What if I don’t want to live the way you live?
Miranda : Don’t be ridiculous, Andrea. Everybody wants this. Everybody wants to be us.


アンドレア『私が貴女のような生き方を望まないとしたら?』
ミランダ 『馬鹿な事言わないで。誰もが望んでいるわ。みんな私達みたいになりたいのよ』

自分に似ていると言われて反論するアンドレアと、そのミランダの返答です。

What if :もし … ならどうだろう

ridiculous:ばかばかしい、ばかげている

Everybody wants to be us.
『みんな私達みたいになりたいのよ』

劇中、これが主人公アンドレアのその後を決めた言葉となっています。
また、ミランダの複雑な考え方・立ち位置が顕著にでた言葉のようにも思えます。
自分とは違った生き方を選んだ主人公をミランダは否定せず、むしろ支援しますし
この言葉は彼女自身のなかで完結した矜持のようなものなのかもしれませんね。

以上です。

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