映画シーン『プラダを着た悪魔』的な面接風景 ~ 英語学習

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映画シーン『プラダを着た悪魔』的な面接風景 ~ 英語学習

映画『プラダを着た悪魔』で主人公アンドレアが、一流 ファッション雑誌『ランウェイ』の悪魔的な編集長ミランダのアシスタントになるための面接を受けるシーンです。

なお、映画『プラダを着た悪魔』 の概要、基本情報などはご興味があれば以下の記事をご参照ください。

映画『プラダを着た悪魔』概要・英語表現 セリフ 解説

Miranda : Who are you?
Andrea : Uh, my name is Andy Sachs. I recently graduated from Northwestern University.

⇒  ミランダ『あなたは?』
 アンドレア『あの、名前はアンディ・サックスです。この前、ノースウエスタン大学を卒業しました』

Who are you?

そのまま「あなたは誰?」という意味ですが、なかなか乱暴な言い方です。あくまでミランダは組織、そしてファッション業界の大物で、はっきりとした上下関係がある前提でのフレーズです。

通常、面接で自己紹介を促すフレーズは

Tell me about yourself.
「自己紹介をしてください」

などです。

graduate from: … を卒業する

このセリフは自動詞の用法です。自動詞の場合、自力で卒業をしたというニュアンスが強まります。
他動詞では「(大学が学生を)卒業させる」となります。
他動詞の用法よりも、自動詞の用法が比較的新しい表現でこちらのほうが一般的です。

また、前置詞の from をつけずに他動詞の用法のひとつとして「… を卒業する」とする場合もあるようですが(このセリフで例えるならば「… graduated Northwestern University …」などとする)、これは誤った表現と捉える人もいるそうですので注意しましょう。

Northwestern University:ノースウェスタン大学

※イリノイ州エバンストン (シカゴ近郊) にある名門私立大学。なお、シカゴはアメリカ国内ではニューヨークとロサンゼルスに次ぐ人口を持つ大都市です。

Miranda : And what are you doing here?
Andrea : I could do a good job as your assistant. And, um…

⇒  ミランダ『それで、どうしてここに来たの?』
  アンドレア『 あなたのアシスタントとしていい仕事ができると思います。ええと、それで…』

what are you doing here?

志望動機を問う言葉としては、こちらもフランクすぎますね。
志望動機を聞く場合の、よく用いられるフレーズとしては

Why do you want this job?
「なぜこの仕事を希望されているのですか? 」

といった言葉になります。

Andrea : I came to New York to be a journalist, and, uh, sent letters out everywhere, and then finally got a call from Elias-Clarke.

⇒ アンドレア 『ジャーナリストになろうとニューヨークに来て、それで、色々なところに手紙を送ったら、やっとこのイライアス・クラーク社から電話がきたんです』

to be a journalist, … sent letters out everywhere …  Elias-Clarke.

「ジャーナリストになろうと … 色々なところに手紙を送った … イライアス・クラーク社 」

イライアス・クラーク社 はファッション雑誌「ランウェイ」を発行する出版社と思われます。ですので、アンドレアのなりたいジャーナリストとは異なる分野です

日本のように新卒の一括採用といったものがなく、アメリカでは通年採用で、ポストが空いたときにしか採用がありません。多少、違う分野でもチャンスをつかめるとアンドレアは考えたのだと思われます。
でも、それを面接でありのままに言うのは、どうなのでしょうね…。そこも転職が当たり前のアメリカ社会との文化の違いもあるのでしょう。(このあとしっかりミランダにツッコミをもらうわけですが)

New York

言わずと知れたアメリカ最大の都市です。本作『プラダを着た悪魔』はニューヨーク マンハッタンにあるマグロウヒル・ビルディングがロケ地だそうです。

Miranda : So you don’t read Runway.
Andrea : Uh…no.
Miranda : And before today, you had never heard of me.

⇒  ミランダ『それじゃ、「ランウェイ」は読んでないわね』
  アンドレア『 ああ…、はい』
   ミランダ『じゃあ、今日まで私の名前を聞いたことないのね』

before today, you had never heard of me

過去完了形です、「この日に面接に来た」(今日という過去の)時点から見たさらに過去の経験を言及しています。



Miranda : You had no style or sense of fashion.
Andrea : Well, uh, I think that depends on what you’re…
Miranda : No, no. That wasn’t a question.

⇒  ミランダ『気品もファッションセンスもないわね』
  アンドレア『 ええと、でも、それは人それぞれでは…』
   ミランダ『いいのよ。質問したんじゃないから』

have no style:品がない

depend on: … 次第である

That wasn’t a question

直訳「それは質問ではなかった」ですが、ミランダが静かに言うと怖いですね…。
アンドレアも質問されたから返したわけではなく、ただ自分の意見を言おうとしただけだと思いますが、こう言えば「あなたの意見なんて聞いてない。黙っていなさい」という意味になるわけですね。

Andrea : Um… I was editor-in-chief of The Daily Northwestern.

⇒  アンドレア『 あの…、私は「デイリー・ノースウェスタン」の編集長をしていたんです。』

editor-in-chief:編集長

The Daily Northwestern

1881年設立という由緒あるノースウエスタン大学の学生新聞だそうです。ピューリッツァーやその他の数々の受賞者を輩出しているようです。

その編集長を務めていたアンドレアはとても優秀な人材というわけです。

Miranda : That’s all.

⇒ ミランダ『以上よ』

That’s all. : 以上です、それでおしまいです

例えばレストランで注文するときに Anything else? (他に注文がありますか?) と最後に確認されて、That’s all. (以上です) といった流れで使う表現です。

また、自分の意見を言い終えたときには That’s all from me. (私からは以上です) となります。

ミランダのこのセリフは…、というと…

「もうあなたとの話 (面接) は終わりよ。帰っていいわ」

でしょうか…。やっぱり怖いですね!

以上です。 That’s all ! (笑)

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