映画シーン『プラダを着た悪魔』的な電話対応③ 英語学習

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映画『プラダを着た悪魔』的な電話対応③ 英語セリフ学習

映画『プラダを着た悪魔』的な電話対応、応用編です。主人公アンドレアが、一流 ファッション雑誌『ランウェイ』の悪魔的な編集長ミランダから電話を仕事相手につないでほしいと頼まれるシーンです。

前回からの引き続きの記事です。
前回はこちら。

なお、映画『プラダを着た悪魔』 の概要、基本情報などはご興味があれば以下の記事を参照ください。

電話対応 応用編 … ミランダのお願い

00:16:30 ~ 0:17:23

前回、電話対応の定型的な表現が登場しましたが、今回は応用編です。

アンドレアが、上司 ミランダから電話を写真家につなぐように指示される場面。

have が多用されるのが印象的なシーンです。

Get him on the phone.

Miranda : Did Demarchelier confirm?
Andrea : Di… Did Demarchel…?
Miranda : Demarchelier. Did he… Get him on the phone.

⇒ ミランダ『デマルシェリエから確認はあった?』
アンドレア『デ…、デマルシェ…?』
ミランダ『デマルシェリエよ。彼は…、電話をつないでちょうだい』

Did Demarchelier confirm?
「デマルシェリエから確認はあった?」

confirm (確認する) は他動詞ですから、文法的には目的語が必要ですが省略されることがあります。ここでも省略されています。次の撮影の段取りをする文脈で、デマルシェリエは写真家なので、恐らく

Did Demarchelier confirm the appointment?

appointment (約束、予約) などが、省略されて、要は「写真家のアポは取れたの?」ということでしょう。

Demarchelier

フランスの写真家、パトリック・デマルシェリエ(Patrick Demarchelier 1943年8月21日-)。ヴォーグ等の主要なファッション雑誌の表紙を撮影。英国人以外で初めて英国王室の写真撮影に招かれた。故ダイアナ妃のポートレート撮影も行った人物だそうです。

パトリック・デマルシェリエ 出典:Wkipedia (英語)

Get him on the phone.
「 電話をつないでちょうだい 」

get someone on the phone:(人) に電話をかける、を電話口に出す

上記のセリフ Get him on the phone. は、「彼(デマルシェリエ)に電話をつないでほしい」ということです。

Do you have Demarchelier?

Miranda : Do you have Demarchelier?
Andrea : Ah… Demarchelier…

⇒ ミランダ『デマルシェリエに電話をつないでくれた?』
アンドレア『ええと、デマルシェリエ…』

Do you have Demarchelier?
「デマルシェリエに電話をつないでくれた?」

末尾に on the line もしくは on the phone が省略されていると考えると良いと思います。

have は「 (目的語) を … の状態で持つ」という意味になることがあります。第5文型 SVOC になることがありますが、その補語 C にあたる部分が、 on the line もしくは on the phone で、直訳すれば

「あなたはデマルシェリエを 電話に出た ( on the line ) 状態にしてくれた?」
Do you have Demarchelier on the line?

となります。このセリフでは最後まで言わなくても相手に伝わるので、目的語 O (Demarchelier) までで言葉を終えているわけです。

Do you have the number?

Emily : Oh, leave it.
Andrea : Do you have… ? Oh.

⇒ エミリー『もう、まかせて』
アンドレア『わかる…? あっ』

Leave it
「まかせて」

こちらは文脈によっては「放っておけ」、「そのままにして」といった意味にもなりますが、ここでは Leave it to me. で「私に任せて」という意味ですね。

Do you have… ?

電話するように上司であるミランダから頼まれて、どうしよう!? と困っているところに、エミリーが受話器を上げながら「まかせて」と声を掛けるという話の流れですから

Do you have the number?電話番号 わかる?」

とアンドレアは、エミリーに対して言いたかったのかと思います。

number / phone number… etc. (電話番号) と 動詞 have とは、一緒に使われることが意外(?)と多いのでセットで覚えておきましょう。この場面のように「電話番号を知っている」は

… の電話番号を知っている:
have someone’s phone number

ですし、ほかに「間違い電話」は

電話番号を間違っている:
have the wrong number

です。

I have Miranda Priestly calling.

Emily : I have Miranda Priestly calling. I have Patrick!

⇒ エミリー『ミランダ・プリーストリーからです。パトリックとつながりました!』

I have Miranda Priestly calling.
「ミランダ・プリーストリーからです 」

have + 目的語 + 動詞 となっていると使役動詞で、「(目的語に) … させる」にもなりますが、このセリフの have も前述のように「 (目的語) を … の状態で持つ」の意味で、直訳すれば

「ミランダ・プリーストリーが電話している状況です」

で、ミランダ・プリーストリーの代理で電話を掛けているということです。

なお、「代理で電話をしている」は

I am calling on behalf of ….
「… に代わって電話をしています」

とも言えます。

on behalf of : … の代わりに、代理で

以上です。

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