映画シーン『プラダを着た悪魔』的 ファッション誌 業務② 英語学習

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映画『プラダを着た悪魔』的 ファッション誌 業務② 英語セリフ学習

映画『プラダを着た悪魔』での一流ファッション雑誌『ランウェイ』の業務。
撮影前の服のチェックで、鬼編集長 ミランダがスタッフと相談するシーンです。
(ミランダとその右腕・ファッションディレクターのナイジェルとの会話です)

ファッション誌の仕事ではあるけれど、一般の業務でも使うことができる表現が多くあります。

前回からの引き続きの記事です。
前回はこちら。

まだ続きがありますが、今回も途中までです…。

なお、映画『プラダを着た悪魔』 の概要、基本情報などはご興味があれば以下の記事を参照ください。

撮影衣装についてスタッフとの相談

00:22:19 ~ 0:22:45

What do you think of … ?

Miranda : Oh. This is… This might be… What do you think of…?
Nigel : Yeah. Well, you know me. Give me a full ballerina skirt and a hint of saloon, and I’m on board.

⇒ ミランダ『あら、これは…。これなら…、どう思う?』
  ナイジェル『そうだね。うん。僕の好みは承知だろう。ゆったりしたバレリーナ風のスカートで酒場の雰囲気ということなら、僕は賛成だね』

What do you think of…?
「 どう思う? 」

相手の意見を聞く時の定番のフレーズです。お互いの考えを出し合うことは業務を行っていると必ず必要ですね。 ” … ” で省略されている言葉は、this dress でしょう。

ここで What ではなく、How とするのは意味が違ってしまうので注意しましょう。 How do you think of this dress? とすると 動詞 think (考える) という行為をどのように行いますか? という意味になり、不自然です。
それに対して、What do you think of this dress? は、think の目的語 は何なのか? つまり、this dress について、あなたは ” 何を (= 相手の意見) ” 考えて (think して) いますか? ということです。

また、think of には、「~ について考える」という意味のほかに、「 ~ を考え出す 」(= come up with )という意味もありますが、How do you think of this dress ? とすると「あなた (ナイジェル) はこの服をどうやって考え出すのか?」[誤] と、こちらも変テコな意味になってしまいます。 ナイジェルは雑誌の編集に携わっているのであって、服を一から作り上げるデザイナーではないでしょうから、How do you think of this dress? というのは、やはり不自然という訳です。

なお、How を使って相手の意見を聞く場合には

How do you like … ?

How do you feel … ?

のように、 like, feel を用いた表現になります。

you know me:私のこと分かるでしょ?

I mean (つまり), などと同じように会話の ”つなぎ” に使うフレーズです。you know (分かるだろ?) と同じようなものですね。
直訳すれば「あなたは私のことを知っている」ですが、
主に、自分のことをよく知っている相手に対して

「あなたは私のことを知っている、(だから、私がこれからやろうとしていること、言おうとしていることが分かりますよね?) 」

のような意味で使われます。この場面では、自分のことをよく知っているミランダに対して

「君 (ミランダ) は僕のことをよく知っている、だから、僕の服の見立てや好みなんかは分かってるとは思うけどさ

とほのめかした上で、後に続く言葉でナイジェルは自分の意見を言っている訳です。

Give me a full ballerina skirt and a hint of saloon, and I’m on board.
「 ゆったりしたバレリーナ風のスカートで酒場の雰囲気ということなら、僕は賛成だね 」

Give me … , and …:

「命令文, and …」で、「… しなさい、そうすれば … だ」という意味です。ここでは Give me … から始まりますから、「… してくれれば、… だ」という意味ですね。

a hint of : … の気配

saloon:(西部劇に出てくるような) 酒場、居酒屋、(公共の) 大広間

西部劇の酒場にいる女性ような服ということでしょうね。
似た言葉で salon がありますが、こちらは 「(美容や服飾の) 店」を意味していて、ヘアサロン、ネイルサロンのサロンは、salon の方です。18世紀ごろのフランスの社交界等を指すのも salon で、そういった催しに使用した大広間のことも salon です。
salon はフランス語で、それが英語化したものが saloon で、元は同じように使われていたものが現在では異なる使い方になっているようです。

I’m on board: (企画や計画などに) 私は賛成です。

on board で 「(飛行機、車など) に乗っている」、という意味ですが。ここでは、ミランダの目に留まったドレスを採用するのに賛成だ、という意味になります。

tough call

Miranda : Hmm, but do you think it’s too much like…?
Nigel : Like the Lacroix from July? I thought that, but, no, not with the right accessories. It should work.
Miranda : Where are the belts for this dress? Why is no one ready?
Woman : Here. It’s a tough call. They’re so different.
Miranda : Mmm.

⇒   ミランダ『ええ、でも、これは似すぎているような…』
   ナイジェル『7月号のラクロワかい? 僕もそう思ったけど、アクセサリー次第さ。いけるんじゃないかな』
    ミランダ『これのベルトはどこ? どうして誰も準備できないの?』
      女性『これです。難しい選択です。まるで違うタイプなので』
    ミランダ『そうね』

Lacroix:ラクロワ

クリスチャン・ラクロワ (Christian Lacroix 1951年5月16日 ~) フランス生まれのファッションデザイナー (もしくは、その名を冠したファッションブランド)のことだそうです。

It should work.
「いけるんじゃないかな」

work には、「 (物事が) うまく運ぶ 」という意味があり、このセリフはこの用法です。

業務や日常会話でもよく使われる表現なので、是非、覚えておきましょう。

tough call: 難しい選択、苦悩の末の判断

ここでの call は、名詞で 「決定、選択」という意味です。
It’s your call. で、「それはあなた次第 (それはあなたが決めることです) 」という表現もあります。

今回は、ここまでです。

以上です。

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