映画シーン『プラダを着た悪魔』的 ファッション誌 業務③ 英語学習

映画『プラダを着た悪魔』シーン別 での英語学習・セリフ解説です。

劇中の一流ファッション雑誌『ランウェイ』の業務のシーンです。



前回からの引き続きの記事です。

前回はこちら。



なお、映画『プラダを着た悪魔』 の概要、基本情報などはご興味があれば以下の記事を参照ください。

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目次

セリフ解説:ミランダのファッション解説

収録時間:  00:22:45 ~ 00:24:25

今回は、主人公のアンドレアが鬼編集長ミランダたちの仕事ぶりを見て、あろうことか失笑を漏らした後の会話です。

このシーンでは、ミランダのファッション界の解説が聞けます。

Something funny ?

【台詞
Miranda :
Something funny?
Andrea :
*** it’s just that…both those belts look exactly the same to me. You know, I’m still learning about this stuff and…
Miranda :
This… ”stuff”?

【和訳】
ミランダ
『何かおかしい?』
アンドレア
『 (略)… ただ、私にはどちらも同じに見えます。あの…、私はこういうのは、まだ勉強中で…』
ミランダ:
『"こういうの" ですって?』

ファッションに興味のないアンドレアが、二つの同じような青い色のベルトのどちらを選ぶか真剣に考えるミランダたちの様子を見て、馬鹿にしたような失笑を漏らした直後の会話です。

Something funny? : 何かおかしい?

funny で「おかしい」「変な」という意味です。疑問文では some ではなく any を使うものだと学生時代に習ったことがあるかもしてないが、この場合は anything とすると「なんでもいいから何かおかしな事はある?」という意味になってしまいます。

learn:習得する、学ぶ

似ている意味の単語で study (学ぶ) がありますが違いがあります。learn は習得して身に着ける成果に焦点がありますが、一方、study は習得する身に着ける過程に焦点があります。例えば I learned English なら「英語を習得した」、I studied English なら「英語を勉強した」ということです。

stuff: 物、価値のないもの、がらくた

stuffには、「物」という意味のほかに、「価値のないもの」「がらくた」という意味もあるため、ここでミランダは気分を害しています。

what you put on your back

【台詞
Miranda :
*** You go to your closet and you select, I don’t know, that lumpy blue sweater, for instance, because you’re trying to tell the world that you take yourself too seriously to care about what you put on your back, but what you don’t know is that that sweater is not just “blue”. It’s not turquoise. It’s not lapis. It’s actually cerulean.

【和訳】
ミランダ
『 (略) あなたは自分のクローゼットで、選ぶのよね。その、例えば、そんなゴツゴツしたブルーのセーターを。着るものなんて気にしないほど自分が真面目だって世間に伝えようとしてね。でも、あなたは知らないでしょうけどそのセーターはただのブルーじゃない。ターコイズでもない。ラピスでもない。セルリアンよ 』

lumpy :でこぼこした、ゴツゴツした

tell the world that you take yourself too seriously to care about what you put on your back

直訳すれば、

「あまりにも真面目に考え過ぎて、着ているものに気を遣うことができないと、言いふらす」

となり、上記の和訳の意味になります。(それぞれの熟語の意味は以下を参照)

オシャレに無頓着な人には意外に刺さる言葉ではないでしょうか!?

このようなファッションに対する何気ない見方がちりばめられていることも、「プラダを着た悪魔」という映画の魅力ですね。

tell the world:公言する、言いふらす

take oneself too seriously:

「自分のことを深刻に考えすぎる」「気難しく考えすぎる」という意味で、気持ちに余裕がないというニュアンスです。

また、take … seriously で「真剣に受け取る」「真に受ける」という意味になり

Don’t take it so seriously : そんなに真に受けるなよ

Take me seriously : ちゃんと話を聞いてよ

といった使い方があります。

too … to : あまりに … 過ぎて ~ できない、~ するには … 過ぎる

副詞の too は「… すぎる」という意味ですが、単なる強調ではなく、否定的な意味合いがある言葉です。 too 「… すぎる」は強調と否定という両方の含みをもっています。

what you put on your back

意味は「あたなが着ているもの」で、ここではアンドレアが着ている青いセーターを指します。

clothes on one’s back : 今着ている服

という表現もあります。

turquoise:ターコイズ、青緑色、トルコ石

 ターコイズブルー

lapis: ラピス (= ラピスラズリ、和名:瑠璃 )

こちらも鉱物の一種です。青色の顔料に用いられ、ラピスラズリで作った色は、ウルトラマリン・ブルーと言うそうです。

ウルトラマリン・ブルー
 (ラピスラズリ)

cerulean:空色 (セルリアン)

セルリアン・ブルー

ずらりとこのセリフに出てくる色を並べましたが、似たよう色ですよね。特にターコイズとセルリアンは、その色の名前を伏せてしまうと私はどっちなのか区別がつきません…。

gown

【台詞
Miranda :
And you’re also blithely unaware of the fact that in 2002, Oscar de la Renta did a collection of cerulean gowns, and then I think it was Yves Saint Laurent, wasn’t it, who showed cerulean military jackets.

【和訳】
ミランダ
『それに暢気なあなたは知らないでしょうが、2002年にオスカー・デ・ラ・レンタがセルリアンのドレス・コレクションを発表して、それでそのあとイヴ・サンローランだったわね、セルリアンのミリタリー・ジャケットを出したのは。』

blithely:軽率にも、のんきにも

Oscar de la Renta

オスカー・デ・ラ・レンタ ( Oscar de la Renta , 1932年7月22日 – 2014年10月20日 )
ドミニカ共和国出身のアメリカのファッションデザイナー。および自身の名を冠したブランド名。上品なドレス ブランドとして知られています。

gown:ガウン、床までの長さの婦人用のドレス

英語では gown は おとぎ話のお姫様が着るドレスのイメージ。ちなみに似た言葉の dress はきっちりした服装全般です(つまり dress は gown を含みます)。日本でいうワンピース等も dress です。

Yves Saint Laurent:

イヴ・サンローラン ( Yves Saint Laurent, 1936年8月1日 – 2008年6月1日 )
フランス領アルジェリア出身のファッションデザイナー、そして そのブランド名。クリスチャン・ディオールの愛弟子としてデザイナーの経験を積み、自身のブランドを設立。「モードの帝王」と呼ばれたそうです。

trickled on down

【台詞
Miranda :
*** it filtered down through the department stores, and then trickled on down into some tragicCasual Corner“, where you, no doubt, fished it out of some clearance bin. However, that blue represents millions of dollars and countless jobs.

【和訳】
ミランダ
『 (略) それは徐々に行き渡ってデパートで販売され、そしてそこいらの安っぽい「カジュアルコーナー」にも出回って、あなたはそこでセールのかごから探し出して買ったにちがいないわ。でも、その青は、巨大市場と無数の労働を象徴しているわけ』

filter down:徐々に行き渡る

trickle down:流れ落ちる、ジワジワと伝わる

ここのセリフでは、trickle on down で、trickle と down の間に on があります。on には「続けて」「進んで」といった継続・前進などの意味があり、この on があることで能動的なニュアンスになります。

tragic:痛ましい、悲惨な

Casual Corner『 カジュアル・コーナー 』

これは実際に昔にアメリカにあった衣料品チェーン店の名前のようです。働く女性をターゲットの客層にしていましが、ファストファッションの競争に敗れ2005年に閉店。一流ファッション雑誌の編集長のミランダから見れると tragic という形容詞がついてしまうようですね…。

fish out of:取り出す、引き上げる

clearance bin:在庫セール品の容れ物

clearance が「在庫一掃」「撤去」、bin が「(蓋のついた)大型箱」という意味です。bin というと飲み物をいれる瓶を想像しますが、英語で bin はゴミ箱などの大型の容器を指します。

represent:象徴する

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以上です。

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