映画『フォレスト・ガンプ』を観て英語学習

ヒューマンドラマ
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“人生は食べてみなければわからない、チョコレートの箱と同じ”―――アメリカの激動する歴史を駆け抜けた、トム・ハンクス演じる青年フォレストの青春を暖かい感動で描いて、アカデミー賞(R)作品賞ほか6部門を独占した映画史に残る名作

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映画『フォレスト・ガンプ』概要・英語表現 解説

作品概要

知的障害を持つ青年フォレスト・ガンプの視点からアメリカの時代を切り抜いた心温まるヒューマンドラマ。困難な事があっても母親の教えからいつも前に踏み出していくガンプを見ていると前向きな気持ちになります。
ガンプとはある意味、対照的な人生を歩む登場人物ジェニー。映画を見る側の人間が、自分に重ね合わせ共感(もしくは反感)を抱くのは実はジェニーや、戦場での上官ダン中尉の生き方のほうかもしれません。二人ともそれぞれの道筋を辿って、取り巻く世界に翻弄されながら変わり続けて、最後には自分達なりの結論のようなものを見つけていきます。
知的障害を背負ったガンプの透徹した神様のような視点から、周囲の人々が描かれ、暖かくもありシニカルな作品です。

基本情報

アメリカ映画 1994年公開 (142分)

原題:Forrest Gump

舞台:アメリカ合衆国アラバマ州、ベトナム、その他

出演:
トム・ハンクス (フォレスト・ガンプ)
ロビン・ライト (ジェニー・カラン)
ゲイリー・シニーズ (ダン・テイラー)
ほか

語彙の傾向

  • Main:恋愛、家族、戦争 関連
    • Sub:歴史、差別、身体障害、スポーツ、子育て 関連

英語表現等

  • drill sergeant:新兵訓練係の軍曹、鬼軍曹
  • private: 兵卒 

※かつて封建領主が「私的」に兵を集めていたことに由来。

  • lieutenant:(陸軍)中尉、(海軍)大尉
  • platoon:(歩兵・工兵などの)小隊 

※company(中隊)より小さく、squad(分隊)より大きい。 lieutenantが指揮する。戦闘員数30~40人の編成単位で、3~4分隊(squad)で構成される

母親との最後の会話

母親とガンプとの最後の会話のシーンの英文です。

Doctor : We sure got you straightened out, didn’t we, boy?

母親を診ていた医者が、ガンプとすれ違うときに掛けた言葉です。

  • straighten out:まっすぐにする、(問題を)解決する、(人の行いを)正す

子供の頃にガンプの背骨がゆがんでいるからと、足の補助具をつけてくれた医者ですから、大人になったガンプを見て、自分たちの治療は間違っていなくて、ちゃんと成長できたろ? と言いたいわけですね。

We sure got you straightened out, didn’t we, boy?  ⇒ 『 ちゃんとまっすぐ伸びたな。』

Mama : Oh, now… don’t you be afraid, sweetheart.

母親が自分の最期をガンプに伝える場面です。

最後まで息子を気遣い、見守ろとする彼女の優しさと強さが伝わってきます。

  • don’t you be afraid:怖がらないで

「Don’t you 動詞」とDon’tのあとにyouを置くことで命令文の強調をします。『ほかの人ではなく、あなた(you)に言っている』といった強調になります。口語で目上のひとが目下のひとに対して使う表現です。

Don’t を文頭にして「~しないですか?」と疑問文になることもありますが、ここでは違います(語尾を上げない母親の口調からも自然とわかると思います。)「フォレスト、あなたに言っているのよ」という含みがあるわけです。

Mama : I didn’t know it, but I was destined to be your mama.

『そうだと分からなかったけれど、私はあなたのママになることが運命づけられていた』

destined to:運命づけられている

初め I didn’t know it の it が指しているのが前の文の「Something we’re all destined to do.」= “最期を迎えること”だと思ってしまって、この文の意味が???(人間が最期を迎えるということがわからなかった?)となってしまったのですが、この代名詞 it は、もっと広く捉えなければならないのでしょうね。難しいです。

Mama : Well… I happen to believe you make your own destiny.

destiny:運命

  • happen to:ふと~する、たまたま~する、偶然~する

上記は言葉のニュアンスを和らげるような表現と思います。例えば、人が聞いて驚かれたり、同意されないような内容の文脈で自分の意見を言う場合に「I happen to believe …」という表現を使うことがあります。

ここでは、母親が端的に言いたいことは happen to を除いた「I believe you make your own destiny.」(あなたが自分で運命を作り上げると信じている)ですが、おそらくガンプの精神的な重荷になると気遣って控えめな表現にするためにhappen to を加えているともとれると思います。

Mama : You’re gonna have to figure that out for yourself. Life is a box of chocolates, Forrest. You never know what you’re gonna get.

映画の冒頭の名言が、再び登場する場面です。

gonna:=going to

figureout:見つけ出す、考え出す
似た言葉に find out (見つけ出す)がありますが、figure out は 考えて答えを見つける という「考える」ことに重点があり、一方、find out は 「情報を得る」ことに重点があります。

for oneself:(自分のために)独力で

a box of chocolates:ひと箱のチョコレート
不定冠詞 a がついて、「とある ひと箱」となり、箱の中にはチョコレートは複数入っているので、chocolates と複数形というわけですね。

  • You never know what you’re gonna get:何をとるかは決して分からない (直訳)

劇中の名言の一部です。公開当時に日本語吹き替えでみたのですが、私はすっかり勘違いしていました…。日本語版の「開けてみるまで分からない」というこの名言のくだりを、チョコレートの箱が一つではなくて複数あってそのどれかを開けるまでは分からない、という意味かと思い違いをしていたのです。

ところが英語の台詞をみてみると、すぐ上に記載したように(a box of chocolates)チョコレートの箱には不定冠詞 a がついていて、複数ではなく「ひと箱」ではないですか。それに気づくと、いままで信じていたものを見失ったような気分でした(笑)

この名言には、この箱の中には、ひとつではなく何種類かのチョコレートが入っている、という前提があるようです。(何種類かを詰め合わせたアソートチョコレートといったところでしょう)
その中のどれを手に取って食べるか(what you’re gonna get)は、決して分からない(never know)ということですね。(⇒ 開けて・食べて みるまで分からない)


以上です。

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