映画『ハリー・ポッターと賢者の石』を観て英語学習

J・K・ローリングの傑作ベストセラー小説『ハリー・ポッターと賢者の石』を映画化、全世界に魔法をかける。幼い頃に両親を亡くし孤独で誰からも愛されない日々を送っていたハリーは、ホグワーツ魔法魔術学校への入学を許可されたことで人生が一変、額の傷に導かれるようにして運命の輪が廻り始める。

出典:Amazon

映画『ハリー・ポッターと賢者の石』概要・英語表現 解説

作品概要

J・K・ローリングのベストセラー小説を映画化した言わずと知れた名作ファンタジーのシリーズ第一作。夢の世界がスクリーンの中に広がっています。11歳の少年とその仲間たちの冒険が楽しめます。子供たちだけでなく、登場する大人たちもどこか底が抜けたように陽気で、無邪気。それがおとぎの国の世界観に色を添えています。すでに見たことのある人も、もう一度、この映画の雰囲気に浸ってみては? 元気な子供たちの活躍を是非にご覧あれ!

基本情報

アメリカ映画 1997年公開 (152分)

原題:Harry Potter And The Sorcerer’s Stone

舞台:1991年 イギリス ロンドン / スコットランド ? (ホグワーツ魔法魔術学校)

出演:
ダニエル・ラドクリフ (ハリー・ポッター)
ルパート・グリント (ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン (ハーマイオニー・グレンジャー)
ほか

語彙の傾向

英語表現等

みぞの鏡:Mirror of Erised

1:33:40 ~ 1:36:40

心の願望を映し出す「みぞの鏡」のシーンです。

Harry : Ron, you‘ve really got to see this!

⇒ ハリー『ロン、見てみてくれよ!』

みぞの鏡を見て、驚いたハリーが、部屋で寝ていたロンに鏡を見るように促す台詞です。

this:

もちろん意味は「これ」ですが、この場面は部屋の中、鏡のある場所とは距離が離れています。距離的な遠近でいえば this ではなく that となりそうですが、ハリーは this と言っています。これは心理的な近さで this となっているわけです。

この場面のように相手 (ロン) が知らなくて自分 (ハリー) だけが知っている情報 (みぞの鏡の存在) は心理的に ”自分のもの” と言えると思います。その自分の手元にある新しい情報を相手に伝えるような時には this が使われます。

have got to: … しなければならない (= have to)

have to と同じく「… しなければならない」という意味ですが、口語で使われます。have got to の方がくだけた表現で、感情的で差し迫った感じになります。イギリス英語でよく使われる表現です。(アメリカ英語でも使われます)

このシーンもハリーがロンを急き立てていて差し迫った感がありますよね。

また、have got to 通常は「習慣」の用法にはなりません。ですので、例えば「私は普通朝7時に出勤していなければならない」という意味では

I usually have to be in by 7 a.m.

となって、have got to は使いません。

Ron : That’s me, only I’m head boy, and I’m holding the Quidditch cup, and bloody hell! I’m Quidditch captain, too. I look good. Harry, do you think this mirror shows the future?
Harry : How can it? Both my parents are dead.

⇒ ロン『僕が映ってる。でも、僕は首席で、クィディッチの優勝杯を持ってるよ。すごいよ! 僕がクィディッチのキャプテンだ。かっこいい。ハリー、この鏡は未来が見えるの?』
  ハリー『まさか、ありえないよ。僕の両親は死んでるんだから』

ロンが「みぞの鏡」の前に立ったときに、そこ映る自分の姿を語る場面です。

only:ただし、だがしかし

ここでの only は接続詞で、「ただし … であることが違っている」という意味です。

”That’s me, only I’m head boy”
⇒「僕が映ってる、ただし、(鏡に映っている)僕は代表生徒になっていることが違っている」

head boy:学校の代表生徒

bloody hell:何ということだ!、びっくりした!

head boy、bloody hell、ともにイギリス英語で使われる表現です。

How can it? :「どうしてそんなことがありえるの?」( =まさか、ありえないよ)

この文は末尾に be もしくは happen が省略されている思われいます。英語では助動詞のあとにくる動詞が省略されることがあります。

Dumbledore : I see that you, like so many before you, have discovered the delights of the Mirror of Erised.

⇒ ダンブルドア『どうやら君も、以前の者たちと同様、”みぞの鏡” に喜びを見出したようだな』

繰り返し鏡の前にやってくるハリーにダンブルドアが話しかける場面です。

現実の世の中にもこの鏡のようなものは溢れているのかもしれませんね

Mirror of Erised:みぞの鏡

作中に出てくる大きな、心の願望を映し出す鏡ですが、

Erised を逆から読むと Desire (のぞみ)となるわけです。

また、みぞの鏡の上部の額には

Erised stra ehru oyt ube cafru oyt on wohsi

と文字が彫られていて、これも同じように逆から読めば

I show not your face but your heart’s desire

となって、「わたしはあなたの顔ではなく、あなたの心の望みを映す」となります。

Dumbledore : Men have wasted away in front of it, even gone mad.

⇒ ダンブルドア『この鏡に魅入られ身を滅ぼした者は大勢いる』

直訳すると「この鏡の前で痩せ衰え、発狂した者さえいる」

waste away:衰弱する

go mad:気が狂う

Men:

ここで Men は男女問わずに人間を指しています (人間を指す場合には総称的に不可算で man となることがありますが、この台詞のように可算名詞で men となることもあるようです)

また、この文は現在完了形ですので、「今までに人間が … してきた」 ということですから、その人数は少なくなく日本語字幕や吹替での表現の ”大勢” や ”何人も” というニュアンスにもなります。

Dumbledore : It does not do to dwell on dreams, Harry, and forget to live.

⇒ ダンブルドア『夢にふけっていてはならん、ハリー。生きることを忘れてはならんのだ』

do:適切である、許される (否定文で用いる)

普通、この意味での do はこの台詞のように否定文で用いられます。行為などが社会通念、規則などに適っていないということです。ここで does not do to ( … してはいけない) は、後に続く動詞の dwell on … と forget to live に掛ります。

dwell on: … をくよくよ考える、… を長々と話す

dwell には他に、”住む”、”宿る”、”残る”、といった意味もあります。

以上です。

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