洋楽『Last Christmas』歌詞・和訳で 英語学習

洋楽『Last Christmas』歌詞・和訳で 英語学習

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『Last Christmas』 (ラストクリスマス)

『Last Christmas』 ( ラスト・クリスマス )はイギリスのポップデュオ、ワム! ( Wham! ) の楽曲。

クリスマスには定番の曲で、楽しい雰囲気を盛り上げてくれる曲調です。

そんな歌詞はといえば、実は未練いっぱいの失恋ソングなのですが、過去に恋は破れても恋すること自体は諦めない、ある意味 凄くポジティブです。 (今の世の男性も見習うべきかもしれませんよ!)

1984年 にリリースされ40年近く経った今でも親しまれているのは、そんな秘めた強さのある歌詞にも要因があるのかもしれません。

全世界でカバーされていて、日本でも EXILE (エグザイル) など多くの歌手がカバーしています。

以下、この記事では英語の文法を中心に解説します。

ちなみに ラストクリスマス は 「最後のクリスマス」ではなくて「去年のクリスマス」という意味です。

※ この記事は歌詞を一部引用しており
  歌詞全文は載せていません。

歌詞全文はこちらをどうぞ ⇒ リンク1 / リンク2

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歌詞・和訳 ・文法解説 『Last Christmas』

■ サビ [Chorus] × 2

歌詞
Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, you gave it away
This year, to save me from tears
I’ll give it to someone special

和訳
去年のクリスマス、君に僕の心を捧げた
でも、すぐ次の日に君は手放した
今年は泣かないように
誰か特別な人にあげるんだ

But the very next day, you gave it away
でも、すぐ次の日には君は手放した

very : まさに、すぐ、本当に

この very はこの歌詞のように next や、ほかに形容詞の最上級, first, last, same, opposite, own の前で、強調の表現として使われます。

【例】
This is very latest style. これはまさに最新のスタイルです。
I have the very same jacket. 私はまったく同じ上着を持っています。

give away: (人を) 裏切る(不要なものを) 手放す、譲る、

必要のないモノなどをタダ (無料) であげる、といったニュアンスで使われることの多い表現ですが、ほかに (人を) 裏切る (= betray) という意味もあります。

クリスマスに心を捧げてその翌日に…、という歌詞の流れですから、クリスマスの時点では相手 ( you ) は自分 ( I ) の気持ちを受け入れてくれたような素振りを見せてくれたのかもしれませんね。

でも悲しいかな、彼女に与えたようにみえた ( “give” したようにみえた) 彼の心は、すぐ翌日には


「あなたの気持ちなんてやっぱり要らないわ。誰か欲しければどうぞ、ポイっ!」

と手放されてしまった (give away) ということでしょうね… orz

サビの出だしでは次のように give は 第4文型 SVOO で

I gave you my heart

SV + O ( you ) + O ( my heart )

ですが、サビの終わりの部分で give は 第3文型 SVO ( + to O) で

I’ll give it to someone special

SV + O ( it ) + to + O ( someone special )

となっています。

give の第3文型、第4文型も 共に「… を … に与える」という意味ですが、上記の2つの歌詞で文型を入れ替えるのはちょっと不自然です (とくにサビ終わりを it を文末にするSVOOへの入替は不可)。

文型が異なることには必然性があります。

このように文型に違いが出る理由は、英語は 聞き手が既に知っている情報 (旧情報) を先にして、知らない情報 (新情報) を後に伝えるという語順にして、後ろの新情報を強調・重点を置くことが、意識されるからです。

英語の語順: 旧情報 → 新情報 (強調・重点)

つまり、この歌詞では、まず出だしでは you よりも my heart に焦点を当てて、その my heart が続くフレーズで gave it away されてしまったとつながります。

そして、サビ終わりでは、すでに既知で代名詞 it に置き換えられた my heart ではなく、君 ( you ) ではない他の誰か (someone) だということを強調したいから第3文型になるわけです。

■ Aメロ1 [Verse1]

Once bitten and twice shy
I keep my distance, but you still catch my eye
Tell me, baby, do you recognize me?
Well, it’s been a year, it doesn’t surprise me

和訳
一度傷付くと、次は臆病になるものさ
それで距離をとるけど、君に目を奪われる
ねえ、教えてよ。君は僕を覚えてる?
まあ、1年経ってるから、驚かないさ

Once bitten and twice shy: (ことわざ) あつものに懲りてなますを吹く

直訳すると「一度、噛まれると、二度目は臆病になる」です。

bite:噛む (bitten は過去分詞)

shy:内気な、臆病な

keep one’s distance:距離を置く、近づかないようにする

catch one’s eye:目を引く、目にとどまる

recognize: (人の顔を) を覚えている、識別する

■ Bメロ1 [Pre Chorus1]

I wrapped it up and sent it
With a note saying, I love you, I meant it
Now I know what a fool I’ve been
But if you kissed me now, I know you’d fool me again

和訳
僕は包んで送ったよね
愛してるってメモを付けてさ。本気だったよ
今ならどんなにバカだったかわかるよ
でも今キスしてくれたら、また騙されちゃうよ

I wrapped it up and sent it with a note saying, I love you, I meant it
僕は包んで送ったよね、愛してるってメモを付けてさ。本気だったよ

ここで it (wrap 包む、send 送る の目的語) が突然でてきたようにも見ますが、it は人称代名詞で話し手 (”I”)と聞き手 (”you”) がお互いに特定できる対象を表します。

つまり、これまでの歌詞の内容から考えてクリスマスのプレゼントのことなどでしょう。

人称代名詞 it については以下の記事でも触れています。興味のある方は参照ください。

with a note saying, I love you:

note はメモのことで、say は「(印刷物に)… と書いてある」という意味にもなりますから

a note saying, I love you : 「愛してる」と書いてあるメモ

となります。そういうメモを一緒に (with a note) して送ったわけですね。ここで saying は分詞で後ろから note を修飾しています。

なお、このように with + (代)名詞 + 分詞 の形で同時に起こっている事柄を補足的に説明します(付帯状況を表す)。(代)名詞 は分詞の意味上の主語になります。

※ (代)名詞 なしで、with + 分詞 の形にはなりません。

I meant it:本気だった、本気で言っていた

mean には 「(冗談やはったりではなく) 本気で言っている、本気である」という意味があります。meant は mean の過去形です。it は既出の節 (※) を指し、ここではもちろん I love you ですね。

※ 節とは、品詞 (名詞・形容詞・動詞 など) と同じ働きをして、その中に主語・述語動詞があるものです。

But if you kissed me now, I know you’d fool me again
でも今キスしてくれたら、また騙されちゃうよ

仮定法です。if 節が過去形ですが、現在での仮定の話をしています。

仮定法過去という文の形です。

仮定法過去は現実に起こる可能性のないことを表現するときに用いられます。

仮定法過去
If+ 主語 + 動詞の過去形, 主語 + would (could / might) + 動詞の原形
現在の事実と違うと考えている事柄を表す

つまり、この歌詞では今現在では、「キスなんてしてくれない」、という判断が暗に入っています。
でも、キスしてくれれば騙されちゃうだろう、というわけで未練いっぱいですね。

fool : だます、馬鹿にする

■ サビ [Chorus] × 2

■ Aメロ2 [Verse2]

A crowded room, friends with tired eyes
I’m hiding from you and your soul of ice
My God, I thought you were someone to rely on
Me? I guess I was a shoulder to cry on

和訳
混んだ部屋に、疲れた目の友人たち
僕は君と君の氷の心から隠れている
ああ、僕は君を信頼できる人だと思ってたんだ
僕? 僕は悩みを聞く相手だったんだよね

I thought you were someone to rely on
僕は君を信頼できる人だと思ってたんだ

someone to rely on :信頼できる人

不定詞の形容詞的用法です。ここでは修飾される名詞 someone が rely on の 前置詞 on の目的語になっています。

rely on は 「… を信頼する」、不定詞は原則としてまだ行っていないことを表して、これから「する可能性のあること」「する予定のこと」「するべきこと」を表します。

someone to rely on は「信頼するための誰か」「信頼すべき誰か」といった意味になります。

I guess I was a shoulder to cry on
僕は悩みを聞く相手だったんだよね

shoulder to cry on :悩みを聞いてくれる人

こちらの shoulder to cry on も同様に不定詞の形容詞的用法です。直訳すれば

「泣いて (cry) もたれ掛かる (on) ための肩」

となり、転じて「悩みを聞いてくれる人」、「困った時に頼りになる人」という意味になります。

■ Bメロ2 [Pre Chorus2]

A face on a lover with a fire in his heart
A man under cover, but you tore him apart
Now I’ve found a real love, you’ll never fool me again

和訳
心に火のついた恋人の顔
男は隠していたけれど、君は彼を引き裂いたんだ
今、僕は本物の恋を見つけたんだ。もう君は僕を騙せないよ

A face on a lover with a fire in his heart. A man under cover, but you tore him apart
心に火のついた恋人の顔。男は隠していたけれど、君は彼を引き裂いたんだ

… このフレーズは色々な解釈がありそうですが、以下はそのうちの一つと思ってください。

his heart , a man の箇所での his や man はおそらく話し手である自分自身 (”I”) のことを遠回しに指しているのだと思います。

his heart ですから、恋人の顔 (A face on a lover) をしているのは男性 (= 自分) で、情熱のこもった表情をしている (with a fire in his heart)

そして、その表情・顔を保ったままで、隠していたけれど (A man under cover)、実は傷付いていた (tore him apart)

と言ったことかと思います。

cover : 覆い、偽装

under cover:隠れて、内密に

tear apart:引き裂く、苦しめる、ばらばらにする

※tore は tear の過去形です。

■ サビ [Chorus] × 2

■ Bメロ2 [Pre Chorus2]

■ エンディング [Outro]

以上です。

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