映画『マイ・インターン』を観て英語学習

華やかなファッション業界に身を置き、プライベートも充実しているジュールス。そんな彼女の部下に会社の福祉事業として、シニア・インターンのベンが雇われる。

出典:Amazon

映画『マイ・インターン』概要・英語表現 解説

作品概要

立ち上げ間もないファッション通販サイトの女社長と、シニア・インターン制度で採用された老人との心温まるふれあいを織り交ぜたコメディ映画。会社経営と家庭にとジュールス(アン・ハサウェイ)は大忙し。夫婦の問題にも直面し悩む彼女と優しく相談にのるベン(ロバート・デ・ニーロ)。テンポよくストーリーが展開します。
昼食にお寿司を食べたり、別れ際に”サヨナラ”、とどうやらジュールスは日本好きという設定です。監督のナンシー・マイヤーズが日本に親しみがあるようで、その影響のようです。

基本情報

アメリカ映画 2015年 (121分)

原題:The Intern

舞台:ニューヨーク州ニューヨーク

出演:
ロバート・デ・ニーロ (ベン・ウィテカー)
アン・ハサウェイ (ジュールス・オースティン)
ほか

語彙の傾向

  • Main:オフィスワーク、家族、夫婦関係 関連
    • Sub:ビジネス、子育て、経営 関連

英語表現等

Intern:見習い、実習生

CEO:Chief Executive Officer 最高経営責任者

サンフランシスコのホテルで

有望なCEO候補に会いにサンフランシスコに出張した際の、ベンとジュールスとのホテルでの会話シーンです。夫婦関係のトラブル時によく使われる表現が多数あります。

He bowed out so that I could do this.

⇒ 『彼 (夫) は私のために身を引いてくれたの』

ジュールスの夫は、彼女が会社の経営を続けるために、自分の仕事を辞めて身を引いてくれた(家庭に入ってくれた)そうです。本当は優しい夫なのだとジュールスは訴えます。

なかなかできることではないですよね。

bow out:身を引く、辞任する、出ていく

直訳すれば「お辞儀 (bow) をして出ていく (out)」です。今までやっていたことから退くという意味になります。イメージは伝わりますよね。

Jules : I’m sure that’s why I’m even considering this whole CEO thing, thinking maybe someone else coming in will help me get my life back on track.

ジュールスが今回持ち上がったCEOの件にも夫婦間のトラブルが関係していることを打ち明けます。

できる女性も大変ですね。

that’s why ~ : だから~である、それが~の理由だ

この表現では、前に「理由」があり、why 以下で「結論・結果」が語られます。
ここでは「理由」はこの引用の前に語られる夫との関係。
⇒ だから・その夫との関係(that)が「理由」(why)で、その「結果」、ジュールスはCEOについて考えてみる気になったというわけです。

get … back on track:元に戻す、正しい方向に戻る

逆に get … off track で「逸れる」になります。
We are getting off the track. : 話が逸れてるね。

Ben : I hate to be the feminist here, between the two of us, but you should be able to have a huge career and be who you are without having to accept that your husband is having an affair as some kinda payback.

feminist:フェミニスト、男女同権主義者
※日本語で「フェミニスト」= 女性に優しい/甘い男性と表現されることがあるが、その意味はない。

between the two of us:ここだけの話 (直訳:私たち二人の間で ⇒ 二人だけの秘密だよ)

have an affair:浮気する

payback:報復、報酬

  • should … be who you are without having to accept that your husband is having an affair as some kinda payback.” 

⇒ ”今のままの君でいい、報いとして夫の浮気を受け入れるなんてこと無しにね。”

※ここは 次の分解すると理解しやすいと思います。
① “should … be who you are without ②” :②であることなしに、君自身であるべきだ
② “having to accept that A as B”    : AをBであるとして受け入れる

Jules : Right on.

right on :(同意して)そのとおり、賛成、異議なし

誰かに同意したり、励ましたりするときに使用する表現です。right (正しい) に on がついて、ピシャリと当てはまるニュアンスがあります。「まさにその通り、ドンピシャリ」というわけです。

Jules : Me, too. But such is life, my friend.

Such is life.:これが人生さ、人生はこんなものさ
※ つらい事があった時に使う表現、あきらめや慰めの言葉。
よくある慰めの言葉でと思います。

夫婦の危機に際してどう受け入れて諦めるべきか否か、揺れ動くジュールスの気持ちが見て取れます。

Jules : I am not so forgiving. I’m saying that I could potentially be forgiving. But don’t think that I don’t feel what’s going on here. It’s crushing. And when I think of Paige…

forgiving :寛大な、寛容な

potentially:潜在的に、もしかすると

  • I am not so forgiving. I’m saying that I could potentially be forgiving.

⇒ “私だってそんな寛大じゃない。許せるかもって言ってるの。”

最初の文が現在形で、「いつもは」「普段は」そんなに寛大じゃないと言いつつも、次の文は進行形の節でcould potentially beで、そう「なれるかもしれない」と繋げた微妙な心情表現。
こういう表現を自分が人に何かを説明するときにスッと出てくるようになりたいですが、難しいです。

crushing:壊滅的な、痛烈な、粉砕する

Jules : Also, if we got divorced, he’d remarry. Maybe not to this girl, but someone. And we both know I’m not easy. So I could be, like, single forever, which means that… Forgive me, but this does keep me up in the middle of the night.

夫婦間のトラブルの際によく使われる言葉がここでも幾つかあります。
ジュールスは離婚をしたら、自分の性格(not easy)を考えると、はずっと独身のままかもしれない(single forever)と不安になります。

いざ離婚といったことを目の前にすればみんなジュールスと同じような心境になるのではないでしょうか。

  • get divorced:離婚する
  • remarry:再婚する
  • single:独身、配偶者がいない

easy:甘い、寛大な
That teacher is too easy with his students. :あの教師は生徒に甘すぎる

keep up :夜起きている、夜起こしておく

  • this does keep me up in the middle of the night.”

⇒ そのせいで夜眠れない。
this は次の引用にでてくる「That I don’t wanna be buried alone.」を指して、doesはkeepを強調する助動詞です。

Jules : I will buried in the strangers singles section of the cemetery. Not that, that is a reason to stay together. But it’s just, you know, a scary sidebar.

ジュールス独特と思われる言い回しが幾つかでてきます。

現実的に先々のことを考えるいろいろなことが頭をよぎるのでしょう。

buried:埋葬される、葬られる

cemetery :墓地、共同墓地 ※教会に属していない墓地

strangers singles section

親族縁者のいない独身者が埋葬されるような区画を想像してつくったジュールスの造語と思わます。

“I will (be) buried in the strangers singles section of the cemetery”
⇒ 私は見知らぬ人と無縁仏みたいに共同墓地に埋められてしまうわ

※字幕ではかっこ書きの be が抜けているようです。劇中で実際にジュールスもそう発音していますし、文法的にも be が入ると思います。

sidebar :(新聞の主記事に対する)補足記事、(デスクトップやウェブページの)サイドバー

scary sidebar

こちらもジュールス独特の言い回しのようです。頭の片隅で気になってしまうような恐怖を表現しているのだと思います。

Ben : Let’s take that one off your plate right now.

今まで抑えていた不安を赤裸々に語るジュールスをベンが優しくなだめます。

plate:皿、ひと皿分

take … off your plate
似た表現として次のようなものがあります。

  • have a lot ( enough, too much) on one’s plate:やるべきことが山ほど(十分に、ありすぎるほど)ある

つまり、plate (ひと皿)を割り当てられた仕事や厄介事と見立ててるわけです。そして、それを取り除いてあげる(take … off)、ということですね。

⇒ Let’s take that one off your plate right now. : 『今すぐその悩みのひとつを取り除いてあげるよ』

Ben : The one time I don’t have my hanky.

The one time
この”The one time”は、「いつもそうではないが、今回だけは…」、という表現です。ベンは『いつもはハンカチを持っているのに今に限ってないよ』というわけです。
参照:https://forum.wordreference.com/threads/the-one-time.3215590/

hanky :ハンカチ

以上です。

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