映画『タイタニック』を観て英語学習

1912年、処女航海に出た豪華客船タイタニック号。新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャックと上流階級の娘ローズは船上で運命的な出会いを果たす。身分違いの恋を乗り越え強い絆で結ばれていく2人。しかし不沈を誇っていた豪華客船は皮肉な運命に見舞われる……。

出典:Amazon

映画『タイタニック』概要・英語表現 解説

作品概要

豪華客船タイタニック号の沈没という史実になぞらえながら、当時の階級社会を背景に身分の違う男女二人の強い絆を描いた恋愛・ヒューマンドラマ。違った視点では上流階級のひとりの女性ローズの生涯を沈没事故という出来事に焦点をあてながら語られたものです。ローズと画家志望のジャック、そして周囲の人々が悲運に見舞われながら織りなす人間模様に引き込まれます。
主演のレオナルド・ディカプリオの代表作 そして、90年代を代表する名作です。

基本情報

アメリカ映画 1997年公開 (194分)

原題:Titanic

舞台:1912年 北大西洋

出演:
レオナルド・ディカプリオ (ジャック・ドーソン)
ケイト・ウィンスレット (ローズ・デウィット・ブケイター)
ビリー・ゼイン (キャルドン・ホックリー)
キャシー・ベイツ (マーガレット・“モリー”・ブラウン)
ほか

語彙の傾向

  • Main:船舶、恋愛、上流階級 関連
    • Sub:海洋、潜水、家族、暴力、差別、ビジネス、気象 関連

英語表現等

招待された食事会

0:56:48 ~ 1:05:10

ローズを助けた三等船室の住人のジャックが招待された上流階級の食事会の場面です。

Cal : Do you know that there are several thousand tons of Hockley Steel in this very ship.

⇒ 『我がホックリー社の数千トンの鋼鉄がまさにこの船に使われているのをご存知ですか?』

正装したジャックに気付かずにその前を通り過ぎた際の、ローズの婚約者キャルの世間話の台詞です。

キャルは大富豪の御曹司。彼らの会社は鋼鉄も扱っているようですね。

several thousand:数千の

very:まさに、まさしく (強調)

from the very beginning:まさに最初から

Ruth : Hmm, which part?                     
Cal : All the right ones, of course.
Ruth : Then we’ll know who to hold accountable if there’s a problem.

⇒ 母親 (ルース)『あら、どの部分かしら』
     キャル『勿論、然るべきもの全てですよ 』
      母親『なら何かあれば誰の責任なのか明白ね』

上の世間話の続きの会話です。上流階級の会話らしく、したたかな受け答えと皮肉が混じっています。自社製の鋼鉄をどの部分に使っているのかと問われて、「All the right ones (然るべきもの全て) 」は答えになっていないような返事ですが、会話のお茶を濁す表現として便利そうです。

hold … accountable: … に責任を負わせる

※ ここではholdの目的語が 疑問代名詞 who となっています。

Ruth : Tell us the accommodations in steerage, Mr. Dawson. I hear they’re quite good on this ship.
Jack : The best I’ve seen, ma’am. Hardly any rats.

⇒ 母親『ドーソンさん、三等船室の居心地いかが? この船ではかなり良いと聞いたけれど』
ジャック『最高です。ネズミもほとんどいません』

テーブルを囲んでの食事をしている際のローズの母親の台詞です。三等船室を「steerage」(操舵)と呼ぶのは、もともと舵の近くの区画だったからのようです。

わざわざ三等船室の話を持ち出すのも嫌味ですよね。

accommodation:宿泊設備

steerage:三等船室、最下等船室、操舵 

Hardly any:ほとんど … ない

Ruth : And where, exactly, do you live, Mr. Dawson?
Jack : Well, right now, my address is the R.M.S. Titanic. After that, I’m on God’s good humor.

⇒ 母親『それでドーソンさんのお住まいはどちらかしら?』
ジャック『現住所はタイタニック。その先は神様次第です』

母親が詰問を続けていきますが、ジャックは正々堂々と受け応えていきます。肝が据わっていますね。

R.M.S. Titanic

タイタニックの正式名称。R.M.S. は Royal Mail Steamer (英国郵便汽船) のことだそうです。

on God’s good humor

直訳すれば「神様の素晴らしいユーモアの上」、good humor には上機嫌といった意味もあります。
神様の機嫌次第。運任せ。といったニュアンスになると思います。

Ruth : And you find that sort of rootless existence appealing, do you?

⇒ 『貴方はそんな根無し草のような生活が好きなのね?』

なかなか酷い言われ様ですね。上流階級の家柄を重んじるローズの母親にとっては、ジャックは危険人物なのでしょう。

rootless:根がない

existence:生活、存在

appealing:魅力的な、好ましい

Jack : I figure life’s a gift, and I don’t intend on wasting it. You never know what hand you’re going to get dealt next. You learn to take life as it comes at you. (…) To make each day count.
Molly : Well said, Jack.
Man : Hear, hear!
Rose : To making it count.

⇒ ジャック『人生は贈り物だと思っています。それを無駄にするつもりはありません。次に配られる手札は決してわからないんです。そして人生をありのままに受け入れることを学ぶのです。毎日を大切にするために』
  モリー『その通りだわ、ジャック』
   男性『同感だ!』
  ローズ『毎日を大切に 』

ジャックの考え方がわかる台詞です。ジャックは劇中で19歳の設定ですが、この一連の会話で物の見方も達観しているのが分かりますね。

intend on doing: … するつもりです。

hand:(トランプなどの) 手札

deal:(トランプの札を)配る

※ 第4文型 S V O O で deal + 人 + トランプ札 とすれば、 「(人)にトランプ札を配る」。この場面の台詞では、これを get + 過去分詞 という形で受動態にして、間接目的語 (you) が主語に、直接目的語のトランプの手札 (hand) がwhatに伴って先頭にでています。

learn to …: … することを学ぶ、努力して … できるようになる

take … as it comes: … をありのままに受け入れる

make … count: … を大切にする

Hear, hear!:同感だ!

※酒の席で乾杯の音頭に賛意を示す際にも使われる表現です。
ジャックの「To make each day count.」は 意味的に前の文に繋がって

To (不定詞) + 動詞原形

ですが、この「Hear, hear!」という発言を受けて、後に続くローズは「To making it count.」となっており乾杯の言い回しで

To + 名詞 (動名詞)

となっています。

以上です。

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